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カンヌ国際映画祭で上映された「秋刀魚の味」 ③小津安二郎監督の人生を辿って… [映画]

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皆さん、こんばんは。
今日一日お疲れ様です。

さてさて…
昨日は、思いのほか、
トーマス・H・インスという監督による
「Civilization」(シヴィリゼーション)のご紹介に、
ひき込まれ、

終わってしまいました。(笑)

でも、私には、

小津安二郎という人間の足跡をたどる時、

彼の人生全体の中で、
とても、重要な位置を占めているように、
感じられたものですから…。

私には、この「Civilization」という作品が、
小津安二郎という人間にとって、

映画の制作においての、
大元の、骨格のようなものになったのではないか…。
と、感じて…。


また、私は、
この、「Civilization」を見ていて、

小津さんの作品の中で、
一貫して描き出されている、

人間の絆であるとか…、
家族のつながりとか…

また、
言葉では伝えることのできない何か…
言葉を超えたところにある何かを…

登場人物同士の会話で、
具体的に発せられてはいる、その言葉の背後にあるものを、
その場に漂わせ、感じさせるような…

そして、
独特の沈黙を作り出すことで
その場に、漂ってくる何か…

あのような、
場面、場面と…

なんだか、まるで、
重なって見えて来る気がしたのです。

私は、
小津さんが、「Civilization」の中に、

人間にとっての、大切なものがなんであるのか…

ということの、具体的なイメージを、
見ていたのではないか…と。

10代であった、小津さんの心の中に、
そうした、
大切なものの、
イメージの原型のようなものを、

非常に、
具体的な、
イメージとして、
心に描くことになり…

大切な何か…は、
小津さんの心の中で、
消えることなく、

温められ
温められ…と…

年月が経過していく中で、
なお一層、
よりいっそう、
具体的なイメージに、
鮮明なイメージに…と、
なっていっていたのではないか…と。

そんなことを、
私は、感じたのです。


というわけで、今回は、ここまでに致しましょう。

皆さん、ここまでお読み下さり、
ありがとうございました。

明日は、トーマス・H・インス監督の
「Civilization」に出会った小津少年のその後からです。

お楽しみに。

おやすみなさい。

明日お会いしましょう。


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